商売繁盛、金運・財運アップを願う、人気のスポットです。
巳の年の文治元(1185)年、巳の月、巳の日。源頼朝の夢枕に宇賀福神が立ち「西北の仙境に一つの谷があり、きれいな泉が岩の間から湧き出ている。今後この水を汲んで絶えず用い、神仏を供養すれば天下は平穏になる」と告げました。お告げ通りに霊水を見つけた頼朝が、祠を建てて宇賀福神を祀ったのが始まりです。
霊水で銭を洗い清めるようになったのは、第5代執権北条時頼の時から。
時頼も宇賀福神を敬い、人々に参拝させていました。そして「銭をこの水で洗い清めれば、福銭となり、一家は栄え、子孫は長く安らかになるであろう」と、持っていた銭を巳の日に洗って祈ると、人々もそれにならって銭を洗い清めるようになり、いつしか「銭洗の水」と呼ばれるようになりました。
現在でも、奥宮に湧く銭洗水でお金を洗う人が絶えません。
(銭洗水は鎌倉五名水の1つです)
銭洗弁財天のお守り
銭洗弁財天のお守りは、財布の中に入れておけば、お金に困ることがないといわれる「御宝銭」と「おたから小判」。福銭にあやかって、どちらも小判の形をしています。
せっかくだから、行ってみよう! 近くの観光名所
佐助稲荷神社(さすけいなりじんじゃ)
<頼朝の開府を助けた“鎌倉の隠れ里”のお稲荷さん>
トンネルのように続く49基の「朱の鳥居」と、赤い幟が連なる境内には、いたるところに白狐が祀られており、「鎌倉の隠れ里」という呼び名にぴったり。神秘的な雰囲気が漂っています。
伊豆蛭ヶ小島に流されていた源頼朝の夢枕に立った隠れ里の稲荷が挙兵をすすめたことに力を得て旗揚げし、戦いにも勝利!鎌倉幕府開府後、畠山重忠に命じて社を建てさせ祀ったのが起源だといわれています。
「佐助稲荷」という名前は、頼朝が若い頃に呼ばれていた「佐殿(すけどの)」を「助けた神」であることから、「佐助稲荷神社」と名付けられたとのことです。
源頼朝が、鎌倉幕府の初代征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)までのぼりつめた史実から、「出世稲荷」とも呼ばれており、出世運、商売繁盛、縁結びなどのご利益があるといわれています。
【住所】鎌倉市佐助2-22−12
【行き方】銭洗弁財天宇賀福神社から徒歩約13分
おすすめグルメ&人気のショップ
くずきり みのわ
銭洗弁財天宇賀福神社から徒歩6分の甘味処。緑に囲まれた和風モダンなお店です。
東屋のある庭を眺めながら一休み。やさしい甘味で元気をチャージしましょう。
本場吉野産のくずきりは、注文を受けてから作るため、プルプルのできたてがいただけます。
【住所】鎌倉市佐助2-6-1
茶房雲母(さぼうきらら)
抹茶、プレーン、黒砂糖など、種類豊富な白玉が楽しめる甘味処です。
素材と手作りにこだわった宇治白玉クリームあんみつや白玉きなこなど、目にも楽しいスイーツは、観光客はもとより地元の皆さんにも大人気。
【住所】鎌倉市御成町16-7
ミルクホール
昭和の香りが残るレトロな佇まいは、年配の方には懐かしく、若い方には新鮮だと、人気が再燃。古くから愛され続けている喫茶店のプリンアラモードやコーヒーフロート、メロンソーダなど、メニューにも懐かしさ感がいっぱい。
【住所】鎌倉市小川2-3-8
もやい工藝
焼き杉の板塀に囲まれた趣のある建物は、島根県出雲地方の伝統的な古民家建築を参考に設計したもの。
民藝運動の父・柳宗悦を敬愛する店主が、「しっかりした技術を持つ職人さんの仕事のものを、直接産地に赴き」集めてきたこだわりの陶磁器や民藝雑器を展示販売しています。
「飛び鉋」や「刷毛目」などの技法が人気の、大分県日田市の小鹿田焼の皿や飯碗、手仕事のぬくもりを伝える沖縄県読谷村北窯の松田共司工房や宮城正享工房の皿やマグカップ、星耕ガラスのガラス製品のほか、竹やアケビのカゴ類などが並び、観光客だけでなく、わざわざ遠方から足を運ぶ常連の顧客もいる人気のお店です。
【住所】鎌倉市佐助2-1-10
夏椿
懐かしさと安らぎを感じる古民家で、長く暮らしを共にするお気に入りを見つけませんか。
器や日常で使う道具類、作家もののバッグや洋服、アクセサリーなどこだわりをもってセレクトされた品々を扱う「夏椿」。
2018年、世田谷の日本家屋から、鎌倉の古民家へ移転してきました。
白いのれんが清々しい門をくぐって、木の造作が温かい店の中へどうぞ。
【住所】鎌倉市佐助2-13-15
古我邸 邸宅レストラン
鎌倉三大洋館のひとつ、100年の歴史をもつ邸宅がフレンチレストランに。
鎌倉駅から徒歩5分、見晴らしのよい高台に佇む「古我邸」は、1916年(大正5年)に完成した鎌倉三大洋館のひとつ。
2014年(平成26年)まで古我家の邸宅として使用されており、一般非公開でしたが、築100年に向けた修復を機に、フレンチレストランに生まれ変わりました。
歴史ある建物は当時の雰囲気そのままに、モダンなエッセンスを加えたしつらいへ。地場・相模湾の天然魚、近隣農家の野菜や卵を中心に、厳選された新鮮な食材で提供されるフレンチを1500坪もの敷地に広がる鎌倉の自然を感じながら楽しめます。
【住所】鎌倉市扇ガ谷1-7-23
銭洗弁財天宇賀福神社 基本情報
住所 | 鎌倉市佐助2-25-16 |
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電話番号 | 0467-25-1081 |
拝観料/入館料 | 志納 |
拝観時間/入館時間 | 8:30~16:30 |
アクセス | JR鎌倉駅西口 徒歩25分 |
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