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凜とした竹庭に心遊ばせる。竹と禅とお茶の寺、報国寺

ミシュラン・グリーンガイド三ツ星の禅寺としても有名な、臨済宗・建長寺派の禅宗寺院です。
1334年(建武元年)、報国寺開山(仏乗禅師)が現在地に「休耕庵」と号する塔頭を建て、修行にいそしみ、余暇には詩作を楽しみとして生涯を過ごしました。
その、ゆかりの御堂跡に美しい竹が生い茂り、今では、鎌倉随一の竹庭の寺として知られるようになりました。
この寺の開基は足利家時ですが、上杉重兼も寺の創設にかかわっており、足利、上杉両氏の菩提寺として栄えました。
御本尊は鎌倉市の重要文化財にも指定されている釈迦如来坐像です。
本堂裏手(塔頭・休耕庵の跡)には、幻想的な孟宗竹の美林が広がり、石灯籠や石仏が配された散策路が巡らされています。竹林の横には、枯山水の庭園もあります。
拝観口で抹茶券を購入すると、茶席「休耕庵」から竹林を眺めつつ抹茶をいただけます。非日常の空間で心静かにお茶を一服。

日曜座禅会

毎週日曜の7時30分から10時30分まで。一般の人も参加できる予約不要の坐禅会を開催(時間までに本堂前に集合)。
「観光・体験」とは違って、厳しい内容の座禅となるため、多少の覚悟を持って臨む必要があります。



せっかくだから、行ってみよう! 近くの観光名所

旧華頂宮邸

<旧皇族・華頂博信侯爵邸。外観だけでも見る価値は十分>
昭和4年、華頂博信(ひろのぶ)侯爵邸として建てられました。
市内の、戦前の洋風住宅建築物としては、鎌倉文学館に次ぐ大規模なものです。
当初から常住の住宅として用いられたといわれていますが、華頂夫妻が住まわれたのは数年のみで、その後、たびたび所有者が代わり、平成8年5月に鎌倉市が取得しました。
戦後、接収された時期もあり、華頂博信侯爵当時に諸室がどのように使われていたか詳細は不明です。
外観は、15世紀から17世紀のヨーロッパで多く用いられた、木造の木組みが露出したハーフティンバー様式。市の景観重要建築物などに指定されています。現在は鎌倉市が管理。

●庭園と谷戸
庭園は、幾何学的完璧さを求めたフランス式庭園で、バラやアジサイなど四季折々の花や緑が楽しめます。また、借景に、妙本寺、衣張山特別保存地という素晴らしい自然景観を有しています。
現在は庭園のみ公開。建物の公開日はホームページでご確認ください。
【住所】鎌倉市浄明寺2丁目

浄妙寺

<本堂の銅葺き屋根が美しい、英国ガーデンもある異色の空間>
本堂の銅葺きの大屋根が、かつての威容を偲ばせる浄妙寺。鎌倉五山第五位の格式で、もともとは多数の塔頭を有した大寺院でした。
代々足利家の菩提寺であり、本堂裏手の墓地には、足利尊氏の父、足利貞氏の墓と伝えられる宝篋印塔(ほうきょういんとう)があります。
また、石窯ガーデンテラスの奥にはやぐら群があり、足利直義の墓だとされています。ここには多数の五輪塔が納められており、足利氏との関わりが色濃く残っています。

●鎌足神社
浄妙寺脇の鎌足稲荷社は、藤原鎌足が鎌を埋めたという伝説があり、これが「鎌倉」の地名の語源になったという説もあります。
●石窯ガーデンテラス
浄妙寺境内の高台に佇むおしゃれな洋館「石窯ガーデンテラス」。
イングリッシュガーデンに面したテラスで、石窯で焼き上げる自家製パンと新鮮食材でつくるオリジナル料理がいただけるレストランです。
スコットランド人のガーデナーが手がけたナチュラルな庭やその先に広がる山や空を見ながらゆったりとランチやお茶を。本格的なアフタヌーンティーも楽しめます。
洋館の前庭にはイートインスペース付きのカフェがあり、石窯で焼いたパンのテイクアウトもできます。



おすすめグルメ&人気のショップ

休耕庵

竹の庭で有名な、報国寺境内にある茶席です。
1000本を超える孟宗竹の庭を見ながらお抹茶をいただけます。湾曲した美しい茶室はまるでオープンカフェのようで、静かな非日常空間で心安らぐひとときが過ごせます。
風に鳴る竹の葉音を聞きながらが心を遊ばせてみませんか。
竹林への入場料込みで700円。(令和5年調べ)
【住所】鎌倉市浄明寺2−7−4

和喫茶 金魚の栖

ミ週末限定の隠れ家的な和カフェ金魚の栖。店名のとおり、3つの水槽の金魚だけでなく、部屋のしつらいや小物などにも金魚が点在。金魚好きにはたまらないお店です。
一番人気の土鍋プリンはちょっと硬めのプリンの上に、金魚の形のゼリーをあしらったもの。見た目も可愛く、ほっこりします。
こちらのお店はハンドドリップコーヒーに定評があります。
【住所】鎌倉市浄明寺3−8−31

喜泉庵

浄妙寺境内に古民家を移築した御茶処「喜泉庵」。
手入れの行き届いた枯山水の庭園を眺めながら、また水琴窟の音に耳を傾けながら、抹茶と季節に合わせた上生菓子でゆったり。
ここは天正年間(1500年代)に僧が一堂に会してお茶を喫した由緒ある場所だそうです。1991年に復興しました。
【住所】鎌倉市山ノ内350



報国寺 基本情報


住所 鎌倉市浄明寺2-7-4
電話番号 0467-22-0762
拝観料/入館料 竹林拝観料:300円
※干菓子つき抹茶代は別途600円
障害者:無料(要障害者手帳)
市内高齢者:無料(要福寿手帳)
拝観時間/入館時間 9:00~16:00
※抹茶の受付は15:00までです
※12月29日~1月3日は拝観休止
アクセス JR鎌倉駅東口4番バス乗り場から浄明寺方面行きで「浄明寺」下車 徒歩2分
JR鎌倉駅から徒歩35分

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