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明治天皇が創建した鎌倉宮。祭神は悲劇の皇子護良親王

紅葉の美しさと、秋の幽玄な薪能で知られる鎌倉宮。
1869年(明治2年)明治天皇が、短期間とはいえ天皇親政の復活に尽力しながらも不幸な最期を遂げた大塔宮護良(おおとうのみやもりよし)親王を祭神にして創建した格式高い神社です。
境内奥には、親王が足利尊氏に捕らえられ幽閉されていた土牢が残っています。
後醍醐天皇の皇子である護良親王は、鎌倉幕府打倒の立役者として活躍し、天皇親政復活後の1333年、その功績によって征夷大将軍に任じられました。
しかし、征夷大将軍の地位を欲していた足利尊氏との対立によって鎌倉・東光寺に幽閉され、1335(建武2)年7月、中先代の乱による混乱の中、鎌倉から敗走する足利直義(尊氏弟)の手によって暗殺。28歳の若さで非業の最期を迎えました。

鎌倉薪能

1959(昭和34)年から毎秋行われている「鎌倉薪能」は、夜の境内で篝火を灯して能が演じられる、鎌倉の秋の風物詩です。

厄割舎

盃に息を吹きつけて、自分についた悪いもの(厄)を移し「厄割り石」に投げつけて割ると厄を払うことができるとされています。



せっかくだから、行ってみよう! 近くの観光名所

護良親王墓

<鎌倉に眠る悲劇の皇子・護良親王。語り継がれる非業の最期>
鎌倉宮参拝時には大塔宮護良親王の墓にも足を伸ばしてみましょう。
足利尊氏と対立して鎌倉の東光寺に幽閉され、尊氏の弟直義によって殺害された護良親王。その首はやぶの中に捨てられたといわれ、これを近くにあった理智光寺の住職が埋葬したと伝わっています。
この寺は明治時代に廃寺となり、寺の跡地にある護良親王の墓は現在、宮内庁が管理しています。
閑静な住宅地の一角に墓の碑があり、その後ろの小高い丘の上への長い階段をのぼると、玉垣に囲まれた護良親王の墓があります。大勢の観光客で賑わう鎌倉ですが、ここはいつも静謐な空気に包まれています。
【住所】鎌倉市二階堂154

荏柄天神社

<学問の神様菅原道真公を祀る、銀杏の巨木と梅の名所>
祭神は学問の神と呼ばれる菅原道真公です。京都の北野天満宮・福岡の太宰府天満宮とともに日本三大天神の一つとされています。
1104年、鎌倉を突然雷雨が襲い、天から菅原道真の天神画像が天降りしてきたため、神験をおそれた里人らが社殿を建ててその画像を納めたという縁起が伝えられています。
その後、鎌倉に幕府を開いた源頼朝公は、荏柄天神社を鬼門(北東)の守り神と仰ぎ、改めて社殿を造立しました。
以降、歴代の将軍家をはじめ鎌倉幕府の尊社として高く崇敬されたことが『吾妻鏡』に記されています。
【住所】鎌倉市二階堂74

●本殿 国の重要文化財
本殿は、華やかな朱赤の柱や扉の梅の紋が個性的な、拝殿の奥にあります。外観の一部はいつでも見ることができますが、本殿の中を見ることはできません。
1624年(江戸時代初期)の鶴岡八幡宮若宮の社殿造営に伴い、若宮の旧本殿を移築して再興されたものです。
若宮が再建後、中世を通じて維持されていることから、この本殿は14世紀頃に建立されたものと推測されます。鶴岡八幡宮の主要社殿の、室町時代の様子を伝える唯一の例として重要な存在となっています。
三間社としては大型で、内外ともに細部の意匠も優れ、中世鎌倉における社殿の様式を知る上で欠くことのできない貴重な遺構として2005年(平成17年)、国の重要文化財に指定されました。
●梅
荏柄天神社といえば、梅で有名。道真公が梅をこよなく愛したことから、境内には100本を超える梅が植えられています。社殿に向かって右に植えられた寒紅梅は鎌倉いち早く咲いて春の訪れを告げます。
●銀杏
拝殿に向かって右側に、見事な銀杏の巨木があります。
高さ25メートル、幹周り10メートル。
菅原道真の天神画像を祀った際に植えたもので、樹齢は神社と同じく約900年と言われ、鎌倉市の天然記念物に指定されています。



おすすめグルメ&人気のショップ

知花庵 鎌倉本店

「昼蕎麦、昼呑みの十割蕎麦専門店」……手打ち蕎麦の知花庵鎌倉本店です。
店主が蕎麦を打ち始めた頃、十割蕎麦を打つ難しさを知ると同時に、品種の違う蕎麦を食べ比べて、その香や味の違いを明確に感じることができ、衝撃を受けたそう。
ということで、蕎麦好きさんには、2種の蕎麦を食べ比べることでコシ、舌触り、のど越しの違いなど、より深く蕎麦を楽しめる「そば食べ比べ」がイチオシメニュー。
人によって食べる量に違いがあるため、「殿方用。ご婦人用」の2通りの量で出してくれます。
ざる蕎麦、天然大海老や野菜などの天ぷら、とろろ、辛み大根おろし、鴨汁など好きなものと合わせて楽しみましょう。
定番のメニューは、細切り大根と蕎麦を合わせて一緒に盛り付けた「大根せいろ」。夏は冷たいごまダレで、他の季節は具だくさんの醤油ダレでいただきます。
お蕎麦に合う日本酒、ビール、焼酎なども揃っています。
【住所】鎌倉市西御門2-6-13

かまくらいち

古都鎌倉の一軒家で提供する、和とフレンチを融合した和魂洋才の料理。
鎌倉の農園の無農薬野菜、鎌倉の朝どれの魚介など、旬の食材を使用しており、朝仕入れた食材によってメニューを組み立てます。センスあふれる創作料理の数々には、熱烈なファンが。
座席数8席、完全予約制のレストランです。
【住所】鎌倉市二階堂324



鎌倉宮 基本情報


住所 鎌倉市二階堂154
電話番号 0467-22-0318
拝観料/入館料 《宝物殿》
中学生以上:300円
小学生:150円
障害者:無料(要障害者手帳)
市内高齢者:無料(要福寿手帳)

団体割引(30名以上)
大人:200円
高校生:100円
中学生:80円
小学生:60円
※事前に要電話連絡
営業時間 《社務所》 9:00~16:00
《宝物殿》
【2月~11月】9:30~16:30
【12月~1月】9:30~16:00
※いずれも受付は30分前まで
アクセス JR鎌倉駅東口5番バス乗り場から大塔宮行きで「大塔宮」下車徒歩1分

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