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鎌倉・長谷、母娘が紡ぐ「身体を整える」韓国料理。心と身体を慈しみ、暮らしを整える一軒「モニョ」

鎌倉・長谷駅からほど近く、静かな路地を歩いた先に、母娘で営まれている韓国料理店「モニョ」があります。

「モニョ」は韓国語で“母娘”という意味。店名に込められた温かさは、お店に一歩入った瞬間に感じる、まるで親戚の家に遊びに来たような心地よい安堵感そのものです。

野菜嫌いだった母へ贈る、10年越しの「健康レシピ」

モニョの料理の根底にあるのは、娘から母への深い愛情です。

かつて野菜嫌いだったお母様が、娘の作る韓国料理をきっかけに野菜を食べられるようになり、無添加の食事を続けた結果、10kg以上の減量に成功。10年経った今もリバウンドなく健やかな日々を送っている――。

メニューの冒頭に綴られた「母の健康のために作ったレシピ」という言葉。それは、単なる「ヘルシー」を超えた、切実で温かな願いが込められた本物の味であることの証です。

自分の“今”を知る、魔法の一杯「五味子茶」

食前や食後にぜひ味わってほしいのが、日本で唯一、無添加の生の五味子を発酵させて提供されているという「五味子(オミジャ)茶」です。

このお茶の不思議なところは、その時の体調によって「酸味・苦味・甘味・辛味・塩味」のうち、強く感じる味が変わる点。

  • 酸味:肝機能の低下、ストレス
  • 苦味:心機能の低下、血液不足
  • 甘味:食べすぎ、消化機能の弱まり
  • 辛味:気管支の弱まり
  • 塩味:下半身の冷え

「今日は少し苦く感じるな」「今日は甘いな」。そんな風に自分の身体の声に耳を傾けるひとときは、忙しい日常では忘れがちな、自分自身を慈しむ贅沢な時間となります。


徹底した「排除しない」ための選択

モニョの素晴らしさは、その徹底した「食の多様性」への配慮にあります。

調味料を含め完全グルテンフリーを貫き、お醤油に含まれるわずかな小麦まで見直し、厳選。毎朝一から手間を惜しまず仕込まれるスープのベースは、野菜のみで出汁を取った完全ベジ仕様です。

今回いただいた「アサリのスンドゥブ」は、韓国料理特有の刺激の強さではなく、驚くほどまろやかで、身体の隅々にまで栄養が満ちていくような優しい味わいでした。


刺激よりも「優しさ」を。心まで潤う副菜たち

大根のカクテキ:まるっとした大根の食べ応えがありながら、刺激は控えめ。

エゴマの葉のお漬物:ネギの風味がありつつも辛味はなく、どこまでもまろやか。

白キムチ:乳酸菌たっぷりで、驚くほどすっきり。「液まで飲んで大丈夫ですよ」という言葉通り、良質なスープのように飲み干せてしまうほどの優しい塩味。


観光の合間に、生き方を整える

店内の至るところに、日々を丁寧に生きるための視点が散りばめられています。

可愛らしい小物の佇まいや、韓国の休日が記された暦カレンダー。お化粧室の洗面台ひとつとっても、洗練されたシンプルな柔らかさが漂っています。

誰かを排除しないための柔軟な選択は、一時的な流行ではなく、日々を丁寧に生きるための「お守り」のような食事。

食べ終わった後、満腹感よりも深い「満足感」が心を満たしてくれます。

観光の合間に立ち寄る場所でありながら、ここでは「消費」ではなく「暮らしの見直し」が感じられる。

「モニョ」は、食を通して生き方を整えてくれる、鎌倉らしい慈しみ深い一軒でした。

店舗情報:モニョ(monyo)

■ 住所
神奈川県鎌倉市長谷2-14-11

■ アクセス
江ノ島電鉄「長谷駅」より徒歩約2分

■ 営業時間
11:00〜16:30(L.O. 16:00)

■ 定休日
水曜日・木曜日

■ 公式Instagram
@monyo_kamakura

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